どうもマエダです。
昨日は2020年5月17日私が住む東京では最高気温30℃と真夏日になります。対して、沖縄、奄美地方では早速梅雨入りとのことで、季節の変わり目を肌で感じます。
梅雨の時期はジメジメして苦手です…(泣)
さて、例によって私が所属しているMUPの校長竹花貴騎先生の授業をアウトプットしていきたいと思います。
今回は「自己投資編」になります。
結論から言いますと…自己投資はめちゃくちゃ大事
竹花校長は常々「スキル」の重要性を説いています。自己投資とはまさにこのスキルを付けるため、自分自身に「時間」「お金」を投資していくということになります。今日は竹花校長から学んだ「自己投資」の大切さを10分程の読み物でアウトプットしていきます。前置きが長くなりましたので本編に移ります。
目次
この国の現状
まず一番大切なのは自己投資をする理由から、その理由を理解するには「この国の現状」の理解をする必要があります。
なので自己投資の大切さを学ぶ=国の現状を学ぶことなのです。
それでは国の現状をGDPから学んでいきましょう。
GDP~Gross Domestic Product~
GDPと聞くと「なんだか難しそう」というイメージが先行しますが実はとても簡単です!先述した家庭の例と全くブレず一言でいえば「日本が儲けたお金」になります。
細かく言うと「民需」「国需」だの色々あるのですが日本が儲けたお金とだけ認識して頂ければ問題ありません。そんなことよりも大切で覚えないといけないのがGDPは2種類あるということです。
その2種類が「名目GDP」と「実質GDP」といいます名目GDPと実質GDPの違いは以下の通りです。
名目GDPは「物価変動を含める指数」に対し
実質GDPは「物価変動を含めまない指数」になります。
これだけ言われてもイメージつき辛いと思いますのでアイスのガリガリ君を使って例を出します!
アイスのガリガリ君は昔(私が小学生の頃)は60円で売ってました。最近は一つ70円で売っています。例えば2000年60円で売ってたガリガリ君が1万個売れれば売り上げは60万円です。2020年70円で売ってるガリガリ君が1万個売れた場合売り上げは70万円になります。
これを上記GDPに当てはめると売り上げが60万円から70万円増えたと考えるのが「名目GDP」売り上げは変わらず60万円のままだと考えるのが「実質GDP」になります。
簡単にまとめると
名目GDP=金額
実質GDP=数(実質的な購買行動)を表します。
経済的に成長率を図る上ではこの実質GDPが正確な指標になっています。
GDPから見れる経済的通知表
それではここまで習ったGDPで日本の成績を見ていきましょう。成績を見るうえで大切なのが「経済成長率」というものです。この経済成長率は次の式で求められます。
経済成長率=(今年のGDP-指定年のGDP)÷指定年のGDP×100
日本の2018年の経済成長率は先進国最低の0.8%でした…(汗)
次にお伝えしたいのが「一人当たりのGDP」という指標になります。
この一人当たりのGDPは一言でいうと「一人当たりの生産性」です。
日本は一人当たりのGDPは1988年は世界第2位でした。それが2018年は世界第26位まで下がってます。
1人当たりの生産性が低い国になってしまいました。
これは「少子高齢化」や「終身雇用」等が影響していると考えられています。
GDPデフレーター
GDPデフレーターという指標を使っていきましょう。このGDPデフレーターはインフレなのか?デフレなのか?を図れる指標になります。計算式は以下の通りです。
GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP
その結果1以上がインフレ、1未満がデフレとなります
日本の2019年の実質GDPで見ていくとなんと …1.03%
そうか、日本はインフレなんだ!と思ったあなたは、、、間違いです。残念!それではインフレの仕組みを見ていきましょう
インフレの仕組み
インフレとは物価が上がり紙幣の価値化下がることを意味します。そのスパイラルを生み出すためにインフレは決まった仕組みの上に成り立ちます。それが…
1:会社の売り上げが上がる→2:株価が上がる→3:給料が上がる→4:消費が増える→1:会社の売り上げが上がる・・・っと続いていくものです。
で、す、が今回の偽インフレはどうでしょうか?株価こそ上がっているものの皆様のお給料は年々上がっていますでしょうか?
日経225の給与水準を見ていきましょう
2001年平均年収:454万円 2018年平均年収:440万円
ん?下がってるぞ?そうですこの数年間で日本人の平均給与は下がっていく一方です。つまり健全なインフレが出来ていません。
それでは企業が給与を上げない理由は何でしょうか?それを理解していく過程で個人位対しての影響が見えてきます。
個人に対しての影響
これまでは日本の現状を見てきました。これからはそれらがどのように個人に対して影響を及ぼすのかを考えていきましょう。
企業が給与を上げない理由
偽インフレのなかで日本人の平均給与は下がるばかりです。どうしてこのようなことが起きているのでしょうか?その正解は日本銀行の貸借対照表の中にありました。
そこには何が書かれているかというと現在27兆円以上のETF(上場している投資信託)を購入しているのです!
つまり、近年の株価の上昇はインフレによるものではなく、日銀がそうなるように調整したフィクションということだったのです。
そこで投資家も上がることが予想できる日本の株価を買います。そうして加速度的に日経平均株価は上がっていったのです。
しかし、いつまでそのフィクションが続るかは誰にもわかりません。日銀が買わなくなるのが先か?投資家が先か?のババ抜き状態になっています。
そこで企業はいつか来る株価下落に備えて内部留保に走っているのです。いつ来るかわからない株価下落のなかで固定費(お給料)を増やすわけにはいきません。
その証拠に日本の上場の内部留保額は過去最多の450兆円になりました。
大リストラ時代
大企業にとっていつ崩れるかわからない偽インフレの中で固定費削減は必須です。
いくら給料を上げなくても固定費であることには変わりありません。そこで今問題になっているのが「黒字リストラ」です。株価下落したときに備えて、固定費(人件費)を今のうちから排除するために黒字でもリストラをしているのです。
皆様はリストラされたいですか?されたくなければ自己投資をして会社から必要とされる人材になることです。
まとめ
・大切な指標は「実質GDP」
・日本の実質GDP成長率は先進国最下位
・一人当たりのGDPは第26位
・今の株価上昇は日銀の自作自演
・給料が上がらないのは企業がいつか来る株価下落を恐れているため
・固定費削減の為「黒字リストラ」をされる時代
以上がこの記事で学んできた内容です。
そして、将来国が守ってくれますか?企業が守ってくれますか?本日分かったと思います。自己投資の大切さ。
一日1時間でも自己投資をしてリストラ時代を生き抜ける体力をつけていきましょう。
自己投資=景気に左右されない最高の投資術
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